アラカシ
【粗樫】Quercus glauca
ブナ科コナラ属
分 布 :東北地方南部~沖縄
樹 高 :高木[10~15m]
花が咲く時期: 4月~ 5月頃
実が熟す時期:10月~11月頃
◇特徴
身近な山野に普通に生え、庭木や公園樹にもされています。関東よりも西日本に多いようで、いわゆるドングリがなる木の代表的な樹種です。葉は倒卵形で、カシ類の中では葉の幅が広く、葉先から途中までしか鋸歯がないのが特徴ですが、葉には変異があり、細い葉や葉元近くまで鋸歯がある葉もあるので、複数枚確認しましょう。 カシの木と言えば、関西ではアラカシ、関東ではシラカシのことを示すことが多く、とても良く似た樹木です。葉の形状や、ドングリ(堅果)の形などにより見分けるポイントがあります。病害虫には比較的強いようですが、成長は早く、放っておくと大木になってしまいますので、最低でも一年に一回は頂部を刈り込む必要があります。樹皮は染料として利用されたり、材はとても固く、建材や器具材として利用されています。
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