HOLZ-B住工房の住まいづくり
HOLZ-B住工房では、根拠のある設計を心掛けていきたいと日々考えています。まず敷地の条件を確認します。すぐ真横の敷地でも条件は違い、一つとして同じ条件の敷地はありません。敷地もしっかり確認せずに、根拠のなく建物を配置してしまうと、住まいの性能にも影響を及ぼします。ですから、周囲の環境をしっかりと確認し、敷地に合った提案を心掛けます。 その上で、次のことを意識して設計に取り組みます。
① 木を上手に使う
② バランスの良い設計
③ 住まい継ぐ家
木のはなし
木造住宅を建てる場合、当然のことながら木材をたくさん使用します。日本の森林資源量は、かつてないほど充実してきていますが、木材の自給率は30%程度で、国の政策でも国産材の利用を促進する方向に進んでいます。現在では、住宅だけではなく、中大規模の建築物が木造で建てられるようになり、公共施設や学校なども増えてきました。 一方で日本の林業は、木材価格がどんどん下がり、木を伐採して出荷しても昔ほど利益が上がらず、維持していくのも厳しいというのが実情です。また、少子高齢化も進み、これからの担い手がどうなっていくかが心配です。
建築物や家具などに使う木材は、5年や10年で育つものではなく、50年、100年、さらにそれ以上の年月をかけて育ってきた木を利用しているわけで、それは、先代、先々代の林家の方々が植えて、丁寧に育ててきた木です。林業というのは、世代を超えて想いを繋いでいく仕事なのだなと感じています。 ですから、私たち住まいの設計者は木を上手に活用し、50年、100年と残るような住まいをつくるべきだと思います。
「丁寧に育てた木で、
丁寧に家をつくり、
丁寧に住まい継ぐ」
家づくりをお考えの方には、機会があれば是非、林業の現場を見ていただければと思います。ご興味のある方は、ご相談ください。