山の恵みの見つけ方
森での楽しみといえば、山の恵みを味わうこともその一つではないでしょうか?特に春はいろいろな山菜を食すことができます。フキノトウやゼンマイ、ワラビなどは有名ですが、あまり山菜を食さない者にとっては、聞き馴染みのない名前の山菜もあります。実際、見てもただの草にしか見えません。森に生育している植物の中には毒性のあるものも存在しますので、注意が必要です。素人では見分けがつかないものもあるので、少しずつ覚えていければと思っています。 山菜は、昔から「保存食」として食されています。食べるものが不足する冬場の食糧として収穫時期には食せず、塩漬けや干して保存されます。また、お祭りやお盆など、来客用のおもてなし料理として利用されていたり、その年に収穫した一番良いものを報恩講料理の食材として利用されています。山菜は森の暮らしの中で、とても貴重な資源です。山へ山菜を採りに来る人の中には、マナーの悪い人もいるようですが、大切な資源ですので、マナーを知り、マナーを守って、山の恵みを楽しんで頂きたいものだと思います。
山に感謝しながら、山の恵みをいただきましょう。
昔から伝わる知恵と技を知り、次の世代につなぎましょう。
森の食を学ぶ
山の恵みは貴重な資源です。今回、新鮮な山菜を、素材の良さを活かし調理する技術を教えていただきました。試食もありましたが、山菜の煮物は、濃い味付けはせずに素材の味を大事にした調理法で、とても優しい味がして美味しかったです。また、簡単な実習として、山菜を束ねて野ぶきを干したもので縛ったり、「朴葉めし」を自分で作ったり、楽しく森の食について教わりました。 「朴葉めし」とは、白いご飯を丸くにぎったものに、きな粉をまぶし、それを朴葉の葉で包んだものです。見た目はきな粉のおはぎのようですが、甘くはなく、ほんのり塩味という感じでした。作るのも、食べるのも初めての体験だったので、とても楽しかったです。
今回は、春の山菜をいただきましたが、秋なら栗やキノコ類なども収穫できます。また、樹の樹液からシロップを採ることもできるそうなので、まだまだ、学ぶことがいっぱいです。驚きや発見が盛りだくさんですが、楽しんで多くのことを吸収したいと思います。
森の暮らしを体感したい方、TOGA森の暮らし塾は、スポットでの参加もできますので、是非一度HP等をご覧ください。
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