エネルギー資源の高騰
最近、ニュースや新聞でガソリンの高騰がよく取り上げられています。ガソリンが160円/Lを超え、7年ぶりに高値を更新しています。ガソリンだけではなく、エネルギー資源が価格上昇しており、家庭の電気料金やガス料金にも大きく響いてきます。
家庭の光熱費
電気料金やガス料金など光熱費の値上げが続いています。新聞の記事によれば、2021年1月から電気料金の上昇率は、住居地の電力会社である北陸電力で10.3%、値上がり額として658円も上がっています。他地域では、東京電力や中部電力の上昇率が高く、1月から18%以上、値上がり額で1000円以上も上がっています。北陸電力は他地域に比べれば上昇率は低いですが、それでも1年で10%以上の値上がりは厳しい状況です。ガス料金も10%以上の上昇率のようです。 住宅の省エネセミナーなどへ行くと、電気料金が3%/年ほどで上昇していくだろうと予測を聞いたことがありましたが、それを大幅に上回る上昇率でこれからが不安です。実際には波があり、毎年10%ずつ上昇することはないのかもしれませんが、年々、電気料金やガス料金が上昇していくことは、頭の中に入れておかなければならないと思います。
電気使用明細の再エネ発電賦課金ってなんだ?電気使用量を抑えて、無駄な支出を減らしましょう。
電気使用量のお知らせ(検針票)をご覧になったことありますか?支払いの金額だけみていませんか?最近は紙での発行も少なくなり、Webで各自確認できる時代になっています。前年度との比較がしやすくなったり、同じくらいの世帯平均と比較できたり、とても便利にはなりましたが、細かく見る方も少ないかもしれません。
これからの住まいづくり
毎年、光熱費が上がっていくことを考えると、やはり、住まいづくりにおいてはエネルギー消費の少ない家を考えなければいけません。
住まいの基本性能
- 耐震性が高い → 安全性
- 断熱性能が良い → 快適性
- エネルギー消費が少ない → 省エネ性
住まいの基本性能は誰もが大切だと思っていると思いますが、どのレベルが必要なのかというのはそれぞれの考えもあって難しいものです。しかし、業者におまかせするのはあとで後悔することも少なくありません。しっかり設計者と話し合うことをお勧めします。
省エネルギー住宅って何だ?省エネルギー基準で家を建てればそれで大丈夫なのか?
2021年4月より、300㎡未満の建築物を建てる場合、省エネルギー基準に適合しているかどうかを建築主に説明しなければいけなくなりました。適合しない場合は、適合させるための措置を説明しなければいけません。これから家を建てられる方は、しっかりと説明を受けてくださいね。
日本人は冬の寒さを我慢しすぎ?冬の最低室温と健康リスクの関係は?健康で快適な暮らしを目指そう!
最近は、住宅の断熱性能も少しずつ上がってきているように思いますが、暖冷房は間けつ運転(人がいるときに稼働し、いない時は停止する)が多く、まだまだ日本の住宅の温熱環境は良くないと感じています。間けつ運転では暖房室と非暖房室での温度差が大きく、トイレやお風呂に移動する際に急激な温度変化があり、体に負担が大きい環境になって
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