「フードロス」を知ろう!
小学校に行っている子供が学校から「エコ新聞」をもらってきて、その中に「フードロス」のことが書いてありましたので、ちょっとまとめてみたいと思います。実際、どういう状況で、どんな問題があるのか?そして、自分たちにできることは何なのか?を考えてみたいと思います。
「フードロス」の状況
世界全体では…
年間約13億トンの食料がまだ食べられるにもかかわらず捨てられています。
日本では…
年間約621万トンの食料がまだ食べられるにもかかわらず捨てられています。
一般家庭では…
年間約282万トンの食料がまだ食べられるにもかかわらず捨てられています。
私がここで驚いたのは、日本の一般家庭から出るフードロスは、全体の45%にもなるということです。もっと事業でのフードロスが多いのだろうと思っていたのですが…。これは、自分たちの家庭でできることも多いのではないかと思います。「塵も積もれば山となる」でちょっとぐらいという気持ちがあると、こういう結果になってしまうんだなと感じました。日々、気を付けたいと思います。
捨てるとどんな問題があるの?
さて、「フードロス」によって、どんな問題があるのでしょうか?
- 世界中で、まだ食べられるにもかかわらず捨てられている食料の量は、10人以上の栄養不足の状態にある人々を十分に養えるほどだと言われています。
- 家庭での作り過ぎ・食べ残し・賞味期限切れ等によって捨てられた食料のゴミ。これを運んだり、処分したりするにも余分な燃料やお金が掛かります。
- ゴミを燃やすと、地球温暖化の原因だともいわれている二酸化炭素が発生します。ゴミ後増えれば増えるほど、燃やすために限りある資源もたくさん使われてしまいます。
日本は、食料自給率が38%程度で食料の多くを輸入に依存しています。それなのにその食料の多くを捨てているという現実があります。本当にもったいないことをしています。将来的に食糧不足になるとも言われていますので、各人がもっと「フードロス」を意識した行動をとらなければいけないと思います。
自分たちにできること
「フードロス」について、少し理解してきました。それでは、これから自分たちにできることは何なのでしょうか?自分たちにできることを考えてみましょう。
- 夕食時では…
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- 食べられる分だけ注文しましょう。
- 注文した料理は、美味しく残さず食べましょう。複数人で食事する場合は、みんなでシェアして食べきりましょう。
- 料理の量を選べるお店やフードロス削減に配慮したお店を選びましょう。
- どうしても食べきれない場合は、食べ残した料理の持ち帰りも検討しましょう。(お店側から断られることも多いかもしれませんが…。)
- 家庭では…
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- 買い物前には、冷蔵庫の在庫状況を確認しましょう。
- 買い物では必要最低限を心掛け、無駄な買い物をしないようにしましょう。
- すぐ使う食材などは、期限切れが早いものから買うようにしましょう。
- 食材を適切に保存し、上手に使いきるようにしましょう。
- 料理は食べられる分だけ作り、造りすぎないようにしましょう。
- 「賞味期限」と「消費期限」を正しく理解し、無駄な廃棄をしないように心掛けましょう。
- 普段から災害を意識して、食料を備蓄するとともに、フードロスにならないように普段の食事に活用しましょう。
「フードロス」について詳しく知りたい方は、 消費者庁のホームページ([食品ロス削減]食べもののムダをなくそうプロジェクト)を確認してみてください。一人一人の意識の変化により、「フードロス」は減らすことができると感じました。みんなで理解して、「フードロス」の少ない世界にしましょう。
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