樹木の手帖_022

樹木_イロハモミジ

イロハモミジ

【以呂波紅葉】Acer palmatum

 ムクジロ科カエデ属

 分  布 :東北地方南部~九州

 樹  高 :高木[10m前後]

花が咲く時期: 4月~ 5月頃

実が熟す時期: 7月~ 9月頃

◇特徴

 秋の紅葉と言えば、「モミジ」が思い浮かぶほど、日本人には馴染みの深い樹木ではないでしょうか?葉の形は特徴的で、裂片は5~7つに分かれており、粗目の鋸歯があります。秋には燃えるような真紅に色づき、見る人を惹きつけますが、春の新緑も綺麗で、小さくて可愛らしい赤い花を付けます。花が受粉すると、竹とんぼのような果実を実らせます。
 個人的には、この果実が熟してヒラヒラと落ちる様子を見るのが好きです。イロハモミジは日当たりの良い場所を好みますが、乾燥した土壌は嫌います。ある程度根づいてしまえば、水やりも必要なくなります。アブラムシ類やカミキリムシ類、その他病害虫には注意が必要です。イロハモミジは剪定が比較的難しい樹木で、初心者向けとは言えないようです。また、剪定をした場合、太い枝の切り口などは雑菌が繁殖しやすいため、保護剤などの塗布をしっかりしなければなりません。
 同属には、オオモミジやハウチワカエデなどがあります。
樹木_イロハモミジ

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