樹木の手帖_016

樹木_キンモクセイ

キンモクセイ

【金木犀】Osmanthus fragrans var. aurantiacus

 モクセイ科モクセイ属

 分  布 :中国原産

 樹  高 :小高木[3~6m]

花が咲く時期:9月~10月頃

実が熟す時期:-

◇特徴

 キンモクセイは、オレンジ色の花で独特な香りです。キンモクセイ、ジンチョウゲクチナシは三大香木と呼ばれており、三つとも香りが特徴的です。常緑の小高木で、葉は細長く、葉先は鋭い。葉のふちは大きく波打ち、表面は革のように滑らかで光沢があります。光に透かすと葉脈がよく目立ちます。よく、綺麗に刈り込みされたキンモクセイを目にします。
 今の若い方はどうかわからないですが、キンモクセイの香りと言えば、トイレの芳香剤を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?人によってはあの香りがちょっとと思われる方もおられるかもしれません。キンモクセイは病害虫などにも強く、比較的丈夫な樹木です。日当たりの良い場所の方が花つきが良いですが、半日陰でも十分育ちます。やや湿った場所を好み、少し乾燥に弱いところがあります。また、寒さにも少し弱いです。香りが嫌でなければ、庭木にはとても良い樹木だと思います。キンモクセイはギンモクセイの変種とされています。
樹木_キンモクセイ

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