カナメモチ
【要黐】Photinia glabra
バラ科カナメモチ属
分 布 :東海地方~九州
樹 高 :低高木[4~8m]
花が咲く時期:5月~ 6月頃
実が熟す時期:12月頃
◇特徴
温暖な地域の山地に生え、各地で生垣としてよく植えられています。カナメモチは別名、ベニカナメとも呼ばれ、頻繁に刈られることで若葉がよく出て、生垣は赤く染まります。葉は細長い倒卵形で、小さくて鋭い鋸歯が特徴です。実は赤い果実をつけ、ヒヨドリやツグミなどが食べに来ます。 カナメモチとオオカナメモチの交雑種で、レッドロビン(セイヨウベニカナメなどと呼ばれている)という品種もあります。レッドロビンの葉の方がより鮮やかな赤色で、生垣としてはこちらの方が現在は主流のようです。カナメモチやレッドロビンは鮮やかな赤色の葉が綺麗なので、生垣としてとても人気のある樹木だと思います。しかし、特にレッドロビンは成長が早いようで、手入れには十分注意したいものです。 カナメモチの葉裏は、傷をつけると茶色く変色します。タラヨウという樹木と同じように字が書けるそうです。ちょっと試してみたいですね。
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