樹木の手帖_012

樹木_ドウダンツツジ

ドウダンツツジ

【満天星躑躅】Enkianthus perulatus

 ツツジ科ドウダンツツジ属

 分  布 :関東地方~九州

 樹  高 :低木[1~2m]

花が咲く時期:4月~ 5月頃

実が熟す時期:10月頃

◇特徴

 公園樹や庭木、生垣として全国的に植えられています。春にスズランのような下向きの小さな白い花を一斉に咲かせます。5枚前後の葉を車輪上につけることを繰り返して枝葉を伸ばします。葉は倒卵形で細かい鋸葉があります。花も可愛らしくて良いですが、秋の紅葉も木全体が赤く染まって、とても鮮やかで美しく、見応えがあります。
 ドウダンツツジは漢字で「満天星躑躅」と書きます。これは、花の咲いた様子が星空のようなのが由来となっています。また、もう一つ「灯台躑躅」とも書かれます。細い枝が枝分かれしている様子が、昔夜間の明かりに用いた灯台(結び灯台)の脚に似ているところから、その「とうだい」が転じて「どうだん」と呼ばれるようになったと言われています。ドウダンツツジは人気も高く、単独で植えても生垣として植えてもとても見栄えする低木だと思います。病害虫にも強く、育てやすい樹木です。
樹木_ドウダンツツジ

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