樹木の手帖_008

樹木_ハクモクレン

ハクモクレン

【白木蓮】Magnolia denudata

 モクレン科モクレン属

 分  布 :中国原産

 樹  高 :高木[7~15m]

花が咲く時期:3月~ 4月頃

実が熟す時期:10月頃

◇特徴

 中国原産の高木で公園樹や庭木としてよく植えられています。ハクモクレンの冬芽は特徴的で、柔らかい毛で覆われており、とてもかわいらしいです。花は大きく白い花が咲きます。葉も大きく、ふちは波打たず滑らかで、葉先に向かって膨らむ少し変わった形(倒卵形というらしい)をしています。同属のコブシは花や葉が少しハクモクレンに似ています。
 ハクモクレンは庭木で見かけます。大きく白い花がとても綺麗で、この花の甘い香りがすると春が来たなと感じます。花が空に向かって咲いている様子が、人が両手を空に向かってあげているように見えて、個人的にすごく希望を感じています。モクレン属のものは総称してマグノリアと呼ばれています。同属にはシモクレンという紫の花が咲くものやタイサンボクという白い大きな花が咲くものもあります。
樹木_ハクモクレン

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