樹木の手帖_005

樹木_アラゲアオダモ

アオダモ

【青梻】Flaxinus lanuginosa

 モクセイ科トネリコ属

 分  布 :北海道~九州

 樹  高 :高木[5~10m]

花が咲く時期: 5月頃

実が熟す時期:10月頃

◇特徴

 冷涼な山地に生える落葉高木で樹皮は白くなめらかです。小葉は普通2~3対で、はっきりとした波形の鋸歯で、葉先は細長く伸びています。花は、線形状の白い花がたくさん咲きます。同属にマルバアオダモがありますが、葉で区別することができます。葉の鋸歯はごく低く、丸みが強いのが特徴です。
 アオダモは、野球のバットの材料として有名ですが、材は堅く粘り強いのが特徴です。株立ちのアオダモは庭木としても人気があり、比較的育てやすい樹木ではないでしょうか。樹形が美しく、眺めるだけでも癒されると思います。枝を切って水につけておくと、水が青くなることから、和名のアオダモと呼ばれるようになったそうです。葉裏などに毛がないものは、アラゲアオダモと呼ばれているそうです。
 同属には、庭木として人気のあるシマトネリコというものもあります。
樹木_アラゲアオダモ

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