樹木の手帖_001

樹木_ナンテン

ナンテン

【南天】Nandina domestica

 メギ科ナンテン属

 分  布 :関東地方~九州

 樹  高 :低木[2~3m]

花が咲く時期: 5月~ 6月頃

実が熟す時期:10月~11月頃

◇特徴

  鮮やかな赤い実が特徴で、その実が咳や喉の痛みに効く「南天実」という生薬になることは有名です。防腐の作用もあり、赤飯の上にナンテンの葉がのっていることもあります。花は白く、常緑樹ではありますが、冬に紅葉することがあります。葉は3回三出複葉というもので、小さい1枚が葉ではなく、その集合体が1枚の葉ということだそうです。
 以前、京都の東山あたりを散策していると、玄関先にナンテンを植えている家を多く見ました。昔から「難を転じる」と言われ、縁起が良い木として植えられているようです。それがきっかけで、私の自宅の玄関先にも植えることにしました。冬に近づくと赤い実をつけ、とても鮮やかで綺麗です。白い実をつけるナンテンもあり、自宅では紅白で植えてあります。より縁起が良さそうですよね。
 自宅に植えたときは一年、実がなりませんでしたが、今ではたわわに実がなっています。それ程、手入れはいらないと感じています。日陰でも十分育ちますし、低木なのでそこまで大きくならず、とても良い庭木だと思います。
樹木_ナンテン

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