太陽光発電システムのパワコンが故障してしまいました。大きな出費となってしまいました😢

太陽光発電システムでエラー

 私の自宅では、十数年前に太陽光発電システムを導入しています。当時は太陽光発電システムの設置費用も今と比べて随分高く、設置している住宅もそれほど多くはありませんでした。導入してから、FITの開始もあり、高い単価で売電されていましたが、それも10年が経過し、現在では売電金額も8円/kWhほどになっています。
 その太陽光発電システムですが、最近調子が悪くなりパワーコンディショナー(以下、パワコン)にエラーが出るようになりました。この時期に発電しないともったいないので、サポートセンターに修理を依頼しました。
 症状は、朝方は通常通り運転し始めますが、少ししたらエラーコードが出ました。一度再起動を試みますが、数分運転が始まって再びエラーコードが表示されました。修理の方が来て見られましたが、パワコンの部品が故障しているということで、いくつかの部品交換が必要ということでした。この部品一個一個が高く、大きな出費となってしまいました。
イラスト_メンテナンス

パワコンの修理

 修理のコストが掛かっても、修理しないわけにはいかないので泣く泣く修理してもらいました。(導入当時はまだまだ保証内容も悪かったですが、現在は保証内容も良くなっているので、以前よりはまだ安心かなと思います。)
 修理の人はやり難かったと思いますが、部品の交換作業を見せていただきました。(少しお手伝いをしながら…) パワコン自体は結構重く、それを外して部品交換をしました。パワコンはいくつもの基盤が組み合わせで構成されており、そのうちの数枚の基板を交換することになりました。パワコンは、ある意味「消耗品」だと思いますので、一番壊れやすい部分です。メーカーにより取付場所が変わってきますが、メンテナンスのしやすさも気を付けたいポイントかと思います。パワコンのほかにも、太陽光発電のブレーカー(?)があり、修理するの時は一度切る必要があります。どこにあるのか分からないということもありえますので、その辺もチェックする必要があります。なんでもそうですが、メンテナンスが必要になって初めて気づくこともあります。見た目だけでなく、そのあたりもしっかりと計画することが大切だと感じました。
 部品を交換してもらい、最終的には正常に運転するようにはなりました。お金をかけて修理しても、直らなかったらどうしようという不安もありましたが、とりあえず直って良かったです。
パワコン修理

これからのこと

 今回は大きな出費とはなりましたが、無事に直って良かったなと思います。しかし、これからのことは考えてみると不安もあります。
 まず、自宅に設置した太陽光発電システムのメーカーは、現在、製造・販売を終了しているということです。今度、修理が必要になった場合、部品がない可能性もあります、代替えのパワコンもあるのか、ないのか?純正品がなくなった場合に、互換性のあるパワコンなどあるのか、ないのか?
 もう一つ、太陽光パネルを含めて、完全に使えなくなった場合の廃棄処分についても気にはなります。パネル自体は寿命もそれなりにあるようなので、まだまだ、全撤去ということはないのかもしれませんが、そのうち、そういう状況も増えてきそうです。そして、リサイクルについても話題が上がってきそうですので、気に掛けておきたいと思います。
イラスト_パワコン
街並み
 2050年に向けて脱炭素の取り組みが様々なところで議論されています。建築業界でも省エネの義務化の話が話題になっていますが、その中で太陽光発電システムの導入促進、あるいは義務化の話も議論されています。脱炭素に向けて、再生可能エネルギーの利用は不可欠なので、さらに太陽光発電システムが増加していくことは間違いないように思います。太陽光発電システムだけではありませんが、再生可能エネルギーの利用と高性能な住宅設計で、最小限のエネルギーで暮らせる住まいを設計者と共に検討してほしいと思います。
イラスト_太陽光発電システム

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

コメント

コメントする