これからの住まいを考える ~オフグリッドの生活~

オフグリッドとは

 オフグリッドとは、ライフラインである電気、ガス、水などの一つ、または複数を公共のインフラに依存せず、独立して確保している状態のことを指します。
 例えば、井戸水を利用したり、浄化槽を利用したりしている生活もオフグリッドの一つと言えます。山奥で、電気や水道、下水道などが届かないような場所は必然的にオフグリッドということになるでしょう。
主なインフラ

電気

 電気は、再生可能エネルギー等を利用して、オフグリッドは可能になると思います。一日分のバッテリーに充電することで、オフグリッドは可能になるだろう。以前は、太陽光発電をするとFITと言って高く買い取ってもらえる制度があり、「昼間に電気を売る」というのが一般的でしたが、10年(又は20年)が過ぎると、売電価格が極端に下がり、売るよりは「貯める」か、「昼間に使うか」の方が得になってきました。原子力発電の稼働状況も変わり、深夜電力も単価が上がり、エネルギーコストの高騰により光熱費が高くなったため、より再生エネルギーを昼間に使うメリットが大きくなっています。
 オフグリッドを目指し、大容量のバッテリーを設置すると、バッテリーから大量の熱が出ますので、(冬は良いのですが)特に夏はその熱の処理を考えなければいけません。
太陽光発電

水道

 水道のオフグリッドといえば、井戸が思い浮かびますが、必ずしも生活に使える井戸が出るとも限りません。人間にとって、水は大切な資源です。日本は水資源が豊富だと思いますが、地域によっては水が枯れることもあるかもしれませんし、海外から日本の水資源が狙われているというニュースも見たことがありますので、これからの水資源の使い方もしっかり考えていかなければいけません。
 技術としては、何回かろ過などを繰り返し、一度使った水でもまた飲める水にできるようですが、美味しい水を飲んでいる地域の人には現実として考えにくいことなのだろうとも思います。
水道
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主なインフラ

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