ヘリテージマネージャーを学び、高岡市が歴史的魅力ある市であることを実感!

祝!!国宝 勝興寺

 先日、伏木にある勝興寺が国宝に指定されることになりました。勝興寺は「平成の大修理」と言われている保存修理が23年かけて、2021年にようやく完成したところです。
 今回、国宝指定の理由としては、次の内容が挙げられています。
  1. 本堂は、全国の国宝・重要文化財の寺院と比較して全国9番目と屈指の規模を誇り、江戸時代後期を代表する大型寺院本堂である。
  2. 大広間及び式台は、上質で格式の高い真宗型の対面所(賓客の公式の接客場)の整備、発展過程を端的に示す。
  3. 本堂、対面所を完備した、本山に準じる格式の寺院としては破格の規模、型式を備え、大型真宗寺院の典型として歴史的意義が極めて高い。
  4. 浄土真宗が畿内から北陸へ教線を拡大する中、加賀前田家、本願寺などと関係を深め、地域の一大拠点として権勢を誇った宗教施設として、文化史的意義が深い。
富山県ホームページより
 見どころがたくさんある寺院ですので、訪れたことのない方は、是非ご覧ください。また、勝興寺の周辺地域にはほかにも歴史的建造物も多く、散策してみるのも楽しいと思います。

歴史的魅力のある高岡市

 勝興寺が国宝に指定される以前は、富山県には一つだけ国宝がありました。それは「瑞龍寺」です。この寺院も高岡市にあり、富山県にある国宝は、2例とも高岡市にあるのです。勝興寺が国宝に指定される前、瑞龍寺が国宝だということは当然知っていましたが、恥ずかしながら県内唯一だとは分かっておらず、ヘリテージマネージャーの勉強をしてから知りました。高岡市民としてはとても誇らしいことだと感じています。
 また、高岡市は「重要伝統的建築物群保存地区」に指定されているところが3ヶ所もあります。山町筋・金屋町・吉久です。これを見ても、歴史的魅力に溢れている地域だということを感じます。地域が点々としているので、これらをこれからどう繋げて盛り上げていくかが重要なのだと思います。これらの地域以外でも、高岡には魅力あるまちが多くあるので、あまり知られていないような場所でも情報発信し、たくさんの人に高岡の魅力を感じてほしいと思っています。
イラスト_古い町並み

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