最近の地震
10月7日夜、関東地方で震度5強の地震が発生しました。大きな地震があまり起こっていない富山県ですが、最近は隣県での地震が頻発しており、少し不安な気持ちを抱いています。気象庁の地震情報より、ここ1か月間の地震について調べてみました。
ここ1か月の地震発生
2021年9月8日~2021年10月8日までの地震発生について調べてみました。1か月間で記録された震度1以上の地震発生回数は約150回です。
震度ごとの発生回数は、 震度1 92回 震度2 37回 震度3 16回 震度4 2回 震度5弱 1回 震度5強 2回
日本では、震度1以上の地震は年間1000~2000回発生しているようですが、1月で150回程なので、特に多いというわけではなさそうです。最近では2016年、熊本地震が起きた年ですが、この年は年間6500回以上、震度1以上の地震が起きており、震度6弱以上の地震が10回程度観測されていました。
地域別発生回数
それでは、地域ごとに見てみるとどうなのでしょうか?今回は、関東地方周辺、東北地方、富山隣県(石川県、岐阜県、長野県、新潟県)、そして、その他としてまとめてみました。
富山隣県 | 関東地方 | 東北地方 | その他 | 計 | |
震度1 | 30 | 10 | 23 | 29 | 92 |
震度2 | 13 | 5 | 5 | 14 | 5 |
震度3 | 5 | 5 | 3 | 3 | 16 |
震度4 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 |
震度5弱 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
震度5強 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 |
ここ1か月の地震発生を地域別でみてみると、震度1、2の地震は富山隣県で多く発生してることが分かりました。震度1、2程度の地震だと揺れとしては大きくないので、気づいていない人が殆どかもしれません。しかし、隣県、特に能登地方は大きな地震も起きていますし、富山県でも注意が必要だと感じています。命を守る住まいづくりは、慎重に計画してほしいものだと思います。 先日は、首都圏で震度5強の地震があり、一部公共交通機関が麻痺していましたが、同じことがどの都道府県でも起きりうるのです。地震だけではないですが、しっかり避難計画、避難準備を心掛けたいものだと思います。(自分自身もなかなかできていませんが…。) これから新しく住まいを計画される方、あるいは、既存の住まいの改修を計画される方は是非、今一度住まいの計画をしっかり考えてください。
古い住宅にお住まいの方は、耐震診断を!地震は突然やってきます。
日本は地震の多い国です。どの地域に住んでいても大地震に合う可能性はあり、新築で建てる場合は、しっかりした耐震性能を持った住宅を建てなければいけません。さらに、既存の木造住宅は是非、耐震診断をしてほしいものだと思います。木造住宅は、年代により大きく耐震性が異なります。まずは、建設年により判断し、早めの診断・改修をお薦め
気象庁のHPも色々な情報が見られるようになっていますので、興味のある方はどうぞ。 (気象庁ホーム>各種データ・資料 こちらから)
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