樹木の手帖_013

樹木_カナメモチ

カナメモチ

【要黐】Photinia glabra

 バラ科カナメモチ属

 分  布 :東海地方~九州

 樹  高 :低高木[4~8m]

花が咲く時期:5月~ 6月頃

実が熟す時期:12月頃

◇特徴

 温暖な地域の山地に生え、各地で生垣としてよく植えられています。カナメモチは別名、ベニカナメとも呼ばれ、頻繁に刈られることで若葉がよく出て、生垣は赤く染まります。葉は細長い倒卵形で、小さくて鋭い鋸歯が特徴です。実は赤い果実をつけ、ヒヨドリやツグミなどが食べに来ます。
 カナメモチとオオカナメモチの交雑種で、レッドロビン(セイヨウベニカナメなどと呼ばれている)という品種もあります。レッドロビンの葉の方がより鮮やかな赤色で、生垣としてはこちらの方が現在は主流のようです。カナメモチやレッドロビンは鮮やかな赤色の葉が綺麗なので、生垣としてとても人気のある樹木だと思います。しかし、特にレッドロビンは成長が早いようで、手入れには十分注意したいものです。
 カナメモチの葉裏は、傷をつけると茶色く変色します。タラヨウという樹木と同じように字が書けるそうです。ちょっと試してみたいですね。
樹木_カナメモチ

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

コメント

コメントする