住まいの収納スペースは、収納ボリュームを収納難易度で比較して検討しよう!

収納難易度

収納計画
 住まいの計画で収納を計画する場合、スペースをどうとるかが大切です。単純に収納スペースを床面積で検討してしまうと、面積的にはそこそこあると思っていたのに、いざ使ってみたら使いづらい収納だった、ということは少なくありません。床面積は基準となる目安ではありますが、しっかりと収納難易度に応じたボリュームを意識して、収納スペースを確保しましょう。
 収納の難易度を考える場合、次の二つの要素に分けます。一つ目は「高さ」、二つ目は「奥行」です。

高さ方向で考える

 高さ方向では、使用する人の身長によって若干違いますが、一般的に70cm~140cm程度が一番収納物の出し入れがし易い高さです。この高さは扉がついている場合や引き出しの場合も使いやすい高さになります。これより下になると、扉がついている場合などは、腰を屈めなければいけないため、出し入れし難いですが、引き出しの場合は出し入れが容易です。逆に上になると引き出しの収納は使い難くなります。

奥行方向で考える

 奥行方向では、一般的に手前から40cm程度までが一番使い易い収納スペースになります。そして順に奥が深くなるにつれて、収納し難くなっていきます。ですが、奥行方向については収納する物の奥行サイズがあっているかも重要なので、一概に奥が深いから使い難いとは言えません。収納する物のサイズはしっかり確認し、適切な収納計画をしましょう。
 下記の図は、「高さ」・「奥行」によって、収納の使い易さ・使い難さを色分けし、図にしたものです。平面の計画では分かり難いですが、立体化してみると分かり易くなります。
収納難易度
収納の難易度
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